【リフォーム初心者におすすめ】 トイレリフォームで気をつけることまとめてみた 

トイレリフォームで気をつけることをまとめてみた

一度トイレリフォームをすると、ほとんどの方がその後10〜20年にわたってリフォームしたトイレを使い続けることになります。だからこそ、トイレを使うたびに「こうしておけばよかった…」と悔やむことは避けたいですよね。そこで今回は、トイレリフォームに失敗しないために気をつけるべきことを、LIXILで数多くのリフォームに携わってきた渡辺朋子さんに伺いました。

トイレリフォームするときは床材・壁紙もセットで

最新のトイレは、汚れにくく快適な機能もついているため、「新しいトイレに交換さえすれば快適になる」と思ってしまいがちです。しかし、トイレリフォームではトイレの本体だけでなく、床や壁にも注意点があるようです。

「トイレをリフォームすると、今までの便器とは底の形が変わります。特に、最近人気のあるタンクレストイレは元の便器よりも小さくなっていることが多く、床材に付着した元の便器の跡や汚れが目立ってしまうことがあります。また、壁については、尿の飛沫が付着して悪臭の原因になっていたりすることもあります。『床や壁はそこまで汚れていないし、費用もかかりそうだからそのままで良いかな』と思うかもしれませんが、トイレをリフォームするときは床材・壁紙も一緒にリフォームすることがおすすめです」(渡辺さん)

トイレの清潔感は収納スペースの確保から

「掃除グッズは目に見えないところに置きたいけどそんな棚はない…」という方も多いと思います。せっかくリフォームするからには清潔感のあるトイレにしたいですよね。実は、清潔感のあるトイレを実現するには収納スペースがもっとも重要なのだとか。

「トイレットペーパーや掃除用具、生理用品など、トイレにはいろいろな物を収納するスペースが必要です。トイレットペーパーなどをむき出しのまま置いておくと、どうしても散らかった印象になってしまい、掃除もしづらくなります。清潔感のあるトイレ空間を実現したいなら、十分な収納スペースを確保することが大切です。収納一体型の便器や吊戸棚など、リフォームプランを練るときは収納のことも考えておきましょう。また、シャワートイレを新しく取り付けるため同時に電気系の工事をすることがあります。その際にたまにあるのが、コンセントを増設しておけばよかったという後悔です。携帯の充電をしたいと思ったときや、電源の必要なアロマディフューザーを置きたいと思ったときに電源があると便利ですよ」(渡辺さん)

収納一体型トイレ

便器と後部の収納スペースが一体となっているタイプのトイレ

トイレの機能は後から追加できないので、しっかり検討しましょう

おしり・ビデ洗浄や脱臭といった基本的な機能だけでなく、自動で水を流す機能近づくとフタが開く機能、さらには着座すると音楽が再生される機能など、最近のトイレにはさまざまな機能が付いています。

「最近のトイレは多機能化が進んでいます。実は、商品名が同じでも複数のグレードがあり、グレードによって付いている機能は異なります。取り付けた後になってから機能を追加することはできないので、トイレリフォームをするときは自分や家族にとって本当に必要な機能はどれかを考えて商品を選びましょう」(渡辺さん)

▼CHECK
LIXILのトイレにはどんな機能がある?

リフォームプランは必ずプロに相談

よく考えてリフォームプランを立てたつもりでも、初めてのトイレリフォームでは、思わぬところに見落としがあったり、トイレを使ってみた後で違和感を覚えたりすることもあるようです。

「トイレリフォームは、トイレを取り替えるだけと簡単に考えてしまいがちです。しかし、広さや入口の位置といった使い勝手や、給水管・排水管の位置などの工事の視点を踏まえると、希望するプランからの変更や追加工事費用が必要になることもあります。そのため、リフォームプランを完全に固めてしまう前に、リフォーム業者に現地調査をしてもらうのがおすすめです。いきなり業者を呼ぶのには抵抗があるという場合は、メーカーのショールームにお越しいただければ、気軽に相談したり、信頼できる業者を紹介したりすることもできますよ。事前にプロへ相談することで理想のトイレ空間を実現できます」(渡辺さん)

不安なことはプロに相談し、失敗しないリフォームを!

ちょっとしたことに気を配るだけで、トイレリフォームの失敗は防ぐことができます。リフォームで疑問や不安なことがあるときは、リフォームコンシェルジュに相談してみましょう。東京や横浜、名古屋、大阪などのLIXIL大型ショールームにはリフォームコンシェルジュが常駐しています、近くに大型ショールームがない場合にはWebからも相談できますので、是非活用してみましょう。

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