【バリアフリー】老後を見すえたトイレリフォームの極意とは

【バリアフリー】老後を見すえたトイレリフォームの極意とは

トイレは長く使うものなので、トイレリフォームをするなら老後にも使いやすいようにしておきたいですよね。とはいえ、「元気なうちから“いかにもバリアフリー”なトイレにはしたくない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、若い世代にとっても違和感がなく、実はバリアフリーで、老後にトイレが使いやすくなるトイレリフォームをご紹介します。

トイレのバリアフリーはどこに気をつければいいのか

「老後でも使いやすいトイレ」と一口に言っても、バリアフリーにできるポイントは色々あります。筋力や体力が衰えると、立ち座りなどの動作や掃除が負担になってきます。今回は、「動作」がしやすくなるリフォーム、「掃除」がしやすいリフォームの2つに分けて解説していきます。

動作がしやすくなるリフォーム

老後を見すえたトイレリフォームでは、立ち座りなどの動作による足腰への負担をいかに軽減するかがポイントになります。加齢により足腰が弱ってくると、立ち座りや腰をかがめる動作が負担になってきます。また、加齢とともにトイレに行く回数が増えるため、トイレでの立ち座りが身体への負担となります。

膝や腰への負担が軽減する棚手すりの設置

膝や腰に負担がかかる立ち上がり動作では、しっかりと握れる縦型の手すりを使うことで、比較的衰えにくい上腕の力を使って立ち上がれるようになり、動作が格段に楽になります。また、腰の高さに棚を設置しておくと、手を付いたり肘を使ったりして身体のバランスを支えることもできます。棚と手すりが一体になった「棚手すり」はトイレ空間にすっきりとおさまり、木目調のデザインも選べます。膝や腰にかかる負担を軽減するバリアフリー機能をしっかりと備えつつ、元気なうちも違和感なく使うことができるため、老後を見すえたリフォームでは特におすすめです。

棚手すり

壁補強なしで設置できる手すりも

多くの場合、手すりを設置するには、手すりが外れないように壁の内部に補強を入れる必要があり、壁を一旦壊す大掛かりな工事を行わなくてはなりません。トイレが1台しかない場合など、1日でトイレリフォームを終わらせたい場合は、「後付棚手すり」がおすすめです。後付棚手すりは、元々壁の中にある「間柱」を利用して取り付けるため、補強をしなくてもしっかりと取り付けることができます。

後付棚手すり

タンクレストイレなら空間を広々と使えるように

トイレは狭く動きが制限されるため、加齢にともない筋力が衰えると、無理な体勢になりやすく身体に負担がかかります。しかし、間取りを変更してトイレを広くすることは、家全体をリノベーションするときなど限られた場合にしかできません。そんなときは、タンクレストイレにリフォームすると便器の奥行きが小さくなり、間取りを変更しなくても、動作空間が広がります。広がった空間に手洗器を設置すればさらに使い勝手がよくなります。

タンクレストイレ

フルオート機能で負担を軽減

動作の負担を軽減するためには、フルオート機能も有効です。近づくと自動でフタが開き、離れてしばらくすると自動でフタが閉まる「フルオート便座」機能があれば、腰を曲げてフタを開く動作がなくなり腰への負担を軽減できます。また、立ち上がってしばらくすると自動で便器洗浄する「フルオート便器洗浄」機能なら、立ち上がった後に無理な姿勢で便器洗浄ハンドルを操作しなくてよいだけでなく、流し忘れの心配もなくなります。

フルオート便器洗浄

掃除がしやすくなるリフォーム

トイレ掃除は屈んですることが多いため、掃除の時間が長くなると身体への負担はかなり大きくなります。そこで、少しでも掃除がしやすく、汚れにくいトイレにリフォームしておけば、日々のトイレ掃除により身体への負担はかなり小さくなります。ここでは、老後に備えながら、日々の掃除が楽になる一石二鳥のリフォームプランを紹介します。

つぎ目のない便座で掃除の手間を軽減

多くの便座の表面と裏面の間には継ぎ目があり、この継ぎ目に入った汚れは拭くだけではなかなか取れず、悪臭の原因となることも。爪楊枝や歯ブラシを使って掃除する方もいらっしゃいますが、腰をかがめての細かい作業は老後には大変な負担になります。そんなとき「キレイ便座」のトイレであれば、便座の継ぎ目が無いため、ひと拭きするだけで簡単に掃除ができキレイな状態を保てます。

キレイ便座

面倒な便器後ろの掃除を簡単に

便器の後ろ側の床や、電源コードと給水ホースの周りはホコリが溜まりやすい部分です。しかし、便器の後ろにはタンクがあるため手が届きにくく、無理な体勢になりがちです。トイレは清潔に保ちたいけど、身体への負担も軽減したい。そんなときは、タンクの部分がキャビネットの中に納まる「収納一体型トイレ」へのリフォームがおすすめです。便器の後ろ側だけでなく、電源コードや給水ホースもキャビネット内に収まり、床掃除もサッとひと拭きでキレイを保てるようになります。

収納付トイレ

他にもこんなバリアフリーリフォームが

動作、掃除がしやすくなるリフォーム以外にも、老後にあったらうれしい機能をご紹介します。

視認性・操作性を高めた大型リモコン

シャワートイレのボタンは操作しやすい大きさに作られていますが、高齢になってくると指先の感覚が弱まりボタンが押しにくくなることも。そんなときには、ボタンの間隔が広く、表示も大きい大型リモコンを設置することで使いやすくなります。

大型リモコン

夜のトイレ使用への配慮も

高齢になるにつれて、夜間にトイレに起きてしまうことが多くなります。夜間にトイレを使用する時に室内灯の明るさで目が覚めてしまうことも。「ほのかライト」付きのトイレは、自動で便器の中と足元をほんのりと照らすため、眠気を覚ましにくくおすすめです。

ほのかライト

老後に備えるリフォームでは一部減税を受けられることも

老後に備えるトイレリフォームをする際は、特定の条件を満たしていれば「バリアフリー改修に係る所得税額(投資型)の特別控除」という減税を受けられます。さまざまな条件がありますが、50歳以上で手すりの取付けなど国が定めるバリアフリー工事であれば工事費用の10%の金額が所得税から控除されます。詳しい条件は下記の国土交通省のサイトで要件などを確認してみましょう。

所得税(投資型)の特例措置について

リフォームをするならまずはプロに相談

リフォームをするときには、まずはプロに相談してみましょう。東京や横浜、名古屋、大阪などのLIXILの大型ショールームには、バリアフリーリフォームについてアドバイスができる「リフォームコンシェルジュ」が常駐しています。近くに大型ショールームが無い場合はWebからでもコンシェルジュに相談できるので、ぜひ活用してみましょう。

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