これさえ見れば迷わない!理想のトイレの選び方
トイレリフォームのプランを決める際、プランの選び方がわからず「新しくなればいいや」と価格だけで選んでいませんか? 今回は、理想のトイレリフォームを実現するためのステップを紹介します。
【選び方1】まずは現在のトイレ空間の広さを確かめる
トイレリフォームは、自宅のトイレ空間の寸法を把握することから始めましょう。日本の住宅の間取りでは、トイレ空間は0.4坪、0.5坪、0.75坪のいずれかになっていることが多いため、それほど精密に計測する必要はありません。自宅のトイレ空間の大きさを把握しておくことで、どのようなトイレを設置できるか、どういった周辺アイテムが置けるかなど、具体的にリフォームをイメージしやすくなります。
【選び方2】空間をイメージしてトイレを選ぶ
次に、理想とするトイレ空間をイメージしましょう。広々として洗練された空間、掃除道具などが収まるすっきりとした空間、イメージを大きく変えずに使いやすくしたいなど、自分や家族がトイレ空間にどんなことを求めているのかを話し合うのがおすすめです。また、トイレの色によっても空間のイメージは大きく変わります。ここでは、代表的な3つのトイレ空間を紹介します。
タンクレストイレで広々として洗練された空間に
タンクレストイレにリフォームすれば、便器後ろのタンクがなくなり間取りを変えなくても広々としたトイレ空間になります。INAXのタンクレストイレには、優美でやわらかなフォルムの「サティスGタイプ」と、シンプルでコンパクトなフォルムを追求した「サティスSタイプ」の2タイプがあります。サティスGタイプには、黒やトープ(灰色がかった茶色で、フランスの伝統色)といったインテリア性の高いカラーバリエーションもあるため、洗練されたトイレ空間を実現できます。
収納付きトイレですっきりとしたトイレ空間に
掃除道具や予備のトイレットペーパーなど、トイレに置いておきたいものは色々ありますが、床に置いておくと散らかった印象になってしまいます。便器と収納スペースが一体になった収納付きトイレなら、便器の後ろが収納用キャビネットになっているため、掃除道具などをすっきり収納できます。また、タンクや給水ホース、電源コードなど、ホコリが溜まりやすく掃除しにくい部分もキャビネットの中に収納され、床や周辺の掃除も簡単になるのも嬉しいポイントです。
空間は変えずに使いやすいトイレに
今までのトイレ空間に慣れていてあまり変えたくない場合は、シャワートイレ一体型トイレがおすすめ。タンクと便座が一体になっているため、汚れの溜まりやすい凹凸がありません。従来のトイレと同じようにタンクの上で手を洗えるタイプも選べます。
【選び方3】トイレに必要な機能を選ぶ
空間イメージに合わせてトイレを選んだら、次にどんな機能が必要かを考えます。同じ商品名であっても、選ぶグレードによって搭載されている機能は異なります。高いグレードのトイレを購入したものの、ほとんどの機能はあまり使っていない、ということがないように、トイレを選んだらグレードと搭載機能も確認しておきましょう。ここからは、おすすめの便利機能を紹介します。
【フルオート機能】フタの開閉・洗浄を自動化し手間を低減
フルオート機能には、近づくとフタが開き、離れると自動で閉まる「フルオート便座」と、立ち上がると自動で便器洗浄する「フルオート便器洗浄」の2つがあります。どちらもトイレでのちょっとした手間を減らし、トイレが使いやすくなる人気の機能です。
【お掃除リフトアップ機能】掃除しにくかった便器の隙間掃除が簡単に
INAXのシャワートイレ一体型トイレに標準搭載されている「お掃除リフトアップ」機能は便座部分をワンタッチでリフトアップしてくれます。便座と便器の隙間は特に汚れが溜まりやすく、悪臭の原因になることも。この機能があれば、隙間の汚れもしっかり拭き取れます。
【選び方4】トイレ空間のイメージに合わせて周辺アイテムを選ぶ
便器を選んだら、空間イメージや使い方に合わせて、手洗器や収納棚、手すり、ミラーなどの周辺アイテムを選びましょう。特に、タンクレストイレへのリフォームでは、便器の上にあった手洗器がなくなるため、手洗器を新たに設置する場合もあります。トイレ空間の広さによっては取り付けられない商品もあるため、設置条件を確認して選びましょう。
手洗器には、壁に取り付ける小型タイプだけでなく、手洗器と収納棚、カウンターが一体になっているタイプなど、多くのバリエーションがあります。LIXILショールームではおすすめの組み合わせが展示されているため、ショールームで実際に見てから選ぶことをおすすめします。
リフォームの仕上げに湿気・ニオイを防ぐ「エコカラット」
予算に余裕があれば、素材自体が湿気やニオイを吸着する性質を持っているタイル「エコカラット」を壁に貼るのもおすすめです。壁紙を貼り替えるだけよりも費用はかかりますが、悪臭や湿気がこもりがちなトイレの壁材としては最適な選択です。壁の全面に貼らなくとも一定の効果があります。なかでも数枚のエコカラットをユニット化した「エコカラット ワンタッチパネル」は、デザイン性も高くインテリアとしてもおすすめです。
プランが決まったらプロに相談
リフォームプランが決まったら、一度プロに相談しておくと安心です。東京や横浜、名古屋、大阪などのLIXILの大型ショールームには、リフォームプランの疑問や不安の相談に乗ってくれる「リフォームコンシェルジュ」が常駐しています。近くに大型ショールームが無い場合はWebからでもコンシェルジュに相談できるので、ぜひ活用してみましょう。