【トイレリフォームに迷ったら】ショールームに行ってみた

トイレと一口に言っても、機能もデザインも多種多様。最新のトイレには一体どんな機能があるのか、自分に合うトイレはどれなのか。カタログとにらめっこしていてもなかなか判断できないもの。

そんなときはショールームに足を運んでみましょう。LIXILは日本各地にショールームを設け、多様なラインナップの中からお客さまに最適なトイレを共に考えて提案しています。

今回は、実際にリフォームを考えている方に、ショールームに行っていただき、体験レポートしてもらいました。

ショールームを訪れたのは、フリーの編集者として働く小山和之さん。小山さんは2年ほど前に中古マンションを購入。フルリノベーションをしたのですが、実はトイレに不満があり、リフォームを考えているそうです。

取材にご協力いただいたのはこちら

LIXILショールーム東京

LIXILショールーム東京

時間
午前10時~午後5時
アクセス
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー7F(受付)
TEL
0570-783-291

まずは現在のトイレの状態をヒアリング

小山:トイレをリフォームしたいものの、カタログを見てもどんなトイレにすればよいのかいまいちわからず…。ということで、実物を見ればもっとイメージできると思いLIXILショールーム東京に伺いました。

ショールームに訪れた小山さん

小山:僕のようにリフォームプランについて相談したい場合はこちらのページから事前の予約をすることで、「コーディネーター」と呼ばれる方にショールームの案内や製品の説明をしてもらうことができます。館内の見学のみの場合、予約は必要ないそうです。

今回はLIXILショールーム東京のコーディネーター、福岡沙紀さんにご案内いただきました。

福岡沙紀さん

今回コーディネーターとして、商品選びを手伝っていただいた福岡沙紀さん

福岡:よろしくお願いいたします。

小山:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

福岡:まずは、リフォームをしようと思ったきっかけを教えていただけますか?

小山:2年前に家を買いリノベーションをしたのですが、予算の都合上トイレだけは便座部分だけを交換し、便器は古いものを使っています。ただ、便座を購入するときに色を間違えてしまって、便座と便器の色が異なっているのが一番の不満ですね。それから、便器が古いこともあって汚れが落ちにくくて困っています。

小山さん宅のトイレ

小山さん邸のトイレ。後から付けた便座の色が異なっている

他の部屋と比べても、トイレだけが古いままなので、この際リフォームしようかなと思ったんです。

福岡:そうだったのですね。最近のトイレですと、数十年前の物に比べると使う水の量も少ないですし、掃除もしやすく汚れも付きづらいので、きっと便利に使っていただけると思いますよ。

現在のトイレについて話し合う様子

福岡:部屋の大きさや排水方法によっては、お選びできる商品が限られることもあります。ですので、相談にいらっしゃる際はあらかじめ、「トイレ採寸シート」や図面をお持ちいただくとスムーズにご案内できますよ。

小山:こんなシートがあったんですね…。手ぶらで来てしまってすいません。

福岡:いえいえ、手ぶらでも問題ありませんよ。ただこちらのシートにご記入いただくとより詳細にご案内できます。

商品を比較しながら自分に必要なトイレを選べる

小山:そもそもトイレってどんな種類があるんでしょうか?

福岡:まず大きく分けて3つの種類があります。1つ目は後ろに水を溜めるタンクがない「タンクレストイレ」。タンクがない分部屋を広く使えます。2つ目は収納棚とセットになっている「キャビネット付トイレ」。収納が付くので掃除用品などを収納しておくことができます。3つ目は「タンク付トイレ」。タンクが付き、手洗いがタンクの上につくベーシックなタイプです。そして、それぞれのタイプの中で、搭載されている機能ごとにグレードがあります。

小山:デザイン的には、シンプルなタンクレストイレの「サティス」がいいですね。自宅のトイレ部屋は結構狭いので、空間を大きく使えるのはかなり魅力的です。

タンクレストイレのサティス

タンクレストイレの「サティス」。ショールームでは実際にトイレを流すこともできる。

ただ、機能的な面では収納があるキャビネット付トイレの「リフォレ」もいいなと。この2つだと見た目でわかる部分以外でどのような違いがあるんでしょうか?

リフォレの収納スペース

トイレは意外と掃除道具などの小物が多く、収納スペースがなく困っており、リフォレはものすごく魅力的でした。

福岡:ポイントとしては、「お掃除リフトアップ」という機能が電動か手動かですね。LIXILのトイレには、掃除をするときに便座が真上にしっかり上がり、便器と便座の隙間汚れをキレイに拭き上げられる「お掃除リフトアップ」という機能があります。タンクレストイレの「サティス」というモデルでは、これがボタン1つの自動操作。キャビネット付トイレの「リフォレ」の場合、手動で持ち上げる形になります。

お掃除リフトアップ機能

「お掃除リフトアップ」後のトイレの様子。便座と便器の間に手が入る程度のスペースができる。

小山:なるほど。我が家のトイレ空間は横幅が狭く、便座を持ち上げるのがちょっと大変だと思うので、自動の方が良さそうな気がします。掃除の話で言うと、汚れの付きづらいトイレはあるんでしょうか?今のトイレがすぐ汚れちゃうので、汚れが付きづらいのが良いなと思っていて。

福岡:アクアセラミック」という汚れにくい陶器でできたトイレがあります。アクアセラミックは表面が水になじみやすい“超親水性”と呼ばれる特性を持っています。ですので、洗浄の際、便器に付着した汚れの下に水が入り込み、こびりついた汚れを洗い流してくれるんです。LIXILのトイレのほとんどが「アクアセラミック」を採用しており、今回ご紹介したサティスもリフォレも採用しています。

アクアセラミックデモのデモ

アクアセラミックの性能を試すデモ。まずはアクアセラミックと通常の陶器をそれぞれ擬似汚物にくぐらせ、汚れを付着させる。そして、それぞれを水につけるとアクアセラミックの汚れを弾く能力がはっきりと分かる。通常の陶器に比べ、ほとんど汚れが付着していない。

小山:こんなに落ち方が違うんですね!これなら掃除も安心です。

展示された周辺アイテム

ほかにも、ショールーム内にはタオル掛けや紙巻器といったアクセサリー類も展示。充実した品揃えで、部屋のトーンに合わせたアクセサリーが見つかります。

概算費用で商品の価格感もわかる

小山:ショールームをいろいろ見学した結果、タンクレストイレの「サティス」とキャビネット付トイレの「リフォレ」の2つに候補を絞れました。どちらもアクアセラミックなのであれば、あとは値段的な違いが気になります…。見積もりを作って、送ってもらうことはできるんでしょうか?

福岡:見積もりについては、工事を担当するリフォームショップに出してもらうため、本日は参考見積もりをお渡しします。工事費を含まない、商品代のみの見積もりですが参考にしてみてください。

小山:そうなんですね。是非比較して検討したいのでお願いします。

トイレの空間イメージと概算費用

パソコン上に今回選んだトイレ空間のイメージと製品の価格が提示される。

福岡:お待たせしました。こちらがそれぞれの参考見積もりです。

小山:ありがとうございます。なるほど…思いのほか値段はそこまで変わらないんですね。であれば、デザイン的にもシンプルですし、自動でお掃除リフトアップができる「サティス」がいいかな。家に帰って家族と相談してみます!

福岡:トイレを使う人全員が納得してからリフォームすることで、満足度の高いリフォームができますよ。ぜひ相談してみてください。

小山:商品は決められたんですが、この後はどんなステップでリフォームを進めていけばよいでしょうか?

福岡:まずは工事を担当するリフォームショップを選定します。LIXILショールームでは、LIXILリフォームショップというLIXIL独自の基準を満たしたショップをご紹介させていただきます。もちろんご自分でリフォームショップをお探しいただくことも可能です。

リフォームショップが決まった後は、ショップの方に「現地調査」をしてもらいます。現地調査とは、小山さま宅に担当者がお邪魔し、トイレの大きさ、取り付けに問題がないかなどを確かめる作業です。この調査で、本日決めた製品を取り付けることができるのか、工事費にいくらかかるのかを確かめます。

小山:今日決まった商品が必ず取り付けられるわけではないんですね…。

福岡:現場を調べてみないとわからないこともありますので、希望している商品を取付けできるかどうかを、ショップの方に最終確認していただくことをおすすめしています。

現地調査が終われば、リフォームショップの方と工事を行う日程を調整していただき、工事を行うという流れになります。

また、より具体的なリフォームの進め方や工期などを知りたい方は、リフォームの相談に特化した「LIXILリフォームコンシェルジュ」にご相談いただくことも可能です。

小山:何から何まで教えていただいてありがとうございます! 紹介していただいたリフォームショップに相談してみます。

ショールームに行けばリフォームプランが決まる

1時間半ほどの時間で、ヒアリングからトイレの提案・見積もりまで用意してくれた「LIXILショールーム」。わずかな時間でその場で参考見積もりを出してもらい、金額感までわかるのは検討材料として嬉しいところ。

もちろんインターネットやカタログで調べることもできますが、画面や紙面で見ているのと、現地で実物をみながら説明されるのでは全然違う体験になるはず。

なによりも専門の人に説明をしてもらえるので、イメージしやすく、理解も深まります。毎日使う物だからこそ、納得したものを選びたい。そんな方は是非ショールームを訪ねてみてくださいね。