【トイレの悪臭対処法】掃除しても消えない悪臭の原因をにおい刑事が解決!

「においで困っている全ての人に深呼吸空間を創造する」をミッションに掲げている、におい刑事。彼のもとに「どんなに掃除をしても、トイレから嫌なにおいがするんです…!」と、嘆きの依頼が舞い込みました。被害者たちの悲痛な悩みを、数多くの悪臭の原因を突き止めてきた「におい刑事」が解決します!

におい刑事(デカ)/ 松林宏治

幼い頃から帝王学を学び、一般企業を経て2003年11月、27歳で起業。環境経済学を生かし、「においで困っている全ての人に深呼吸空間を創造する」をミッションに掲げる。「答えは現場にある」という現場精神で、過去1000件以上のにおいトラブルを己の嗅覚で嗅ぎ廻り解決してきた事から、通称「におい刑事」の異名を取る。株式会社共生エアテクノ代表取締役。国家資格臭気判定士No.2455C。
株式会社共生エアテクノ
https://www.201110.gr.jp/

【case1】壁の掃除の見逃し

「うちは基本的に、トイレはこまめに掃除しています。でも、なぜかトイレには尿の嫌なにおいが…」と言うのは、被害者Aさん。
「詳しく捜査してみましょう。どうやら、壁からにおいがしているようですね」
「壁からにおい?いったいどういうことなんですか?」
「目に見えなくても、壁には飛び散ったりハネたりした尿が付着しています。それを放っておくと、トイレの部屋中に尿のにおいが居座ってしまうんです」
便器は掃除していても、壁は盲点になっている人も多いのでは?その場合は、壁をしっかり拭き掃除してみましょう。
それでもにおいがしみ込んでいて取れなければ、リフォームでトイレの壁紙を取り換えてみるのもいいかもしれません。またINAXのトイレでは、男性立ち小用時の尿ハネを軽減する「泡クッション」(下記画像参照)という機能があります。そもそも壁や床に飛び散る尿が軽減されるので、お掃除も楽になりますよね。

【case1】壁の掃除の見逃し<

【case2】便器と便座の隙間に犯人が潜伏!?

被害者Bさんは、「私は掃除の際、壁や床も拭いています。それなのにトイレのにおいがなかなか消えなくて…」と語ります。
「実は、尿や便の汚れは、便器と便座の隙間に潜んでいることも。もしかしたら、そういった掃除しづらい隙間の汚れが固まって、においの原因になっているかもしれません」
便器と便座の隙間は、気をつけて掃除しないと、汚れをしっかり取り除くのが困難な場所です。もしトイレの隙間部分をあまり意識していなかった場合は、掃除グッズを使って掃除してみると効果的でしょう。INAXのトイレなら、「お掃除リフトアップ」という、便座と便器の間を掃除しやくなる機能があります。もし、掃除が難しければ最新のトイレにリフォームを考えてみてもよいかもしれません。

【case2】便器と便座の隙間に犯人が潜伏!?

【case3】換気扇、ちゃんと回してる?

「なんだか、トイレ全体にずっとモワ~ッとしたにおいがするんです」と言う被害者Cさん。
「トイレ掃除はきちんと行っているそうですね。では、普段から換気扇は使っていますか?」
「あっ! そういえば、節電もしたいし、つい忘れてしまったりで、換気扇はしばらく回していませんでした」
「換気をしていないと、尿や便のにおい分子がトイレ全体に移動し、壁や床、天井などにしみ込んでしまって、におうケースがあります。マンションなどは窓がないトイレも多いですよね。その場合、換気扇でしか空気の入れ替えができないんですよ」
におい刑事いわく、犯人は壁や天井に染み込んだ尿や便のにおいでした!

【case3】換気扇、ちゃんと回してる?

トイレ掃除にばかり気を取られていると、意外と忘れがちなのが換気扇。トイレの換気扇は24時間つけっぱなしにしておくのが、におい刑事曰く理想的だそうです。それが難しい場合は、用を足した後に10~15分ほどつけておくことを毎回の習慣にするのがオススメです。

また、換気の量を減らさないために、換気扇自体のホコリ掃除も忘れずに。
換気扇を動かすと、空気は下から上に動くので、消臭・吸着剤をできるだけ低い位置に置くのも対策として有効でしょう。

【case4】トイレ手洗が、においの犯人の可能性も!?

「我が家もたまに下水のようなキツいにおいがしますが、便器自体からは、特ににおいませんでした」と語る被害者Dさん。
「下水のようなにおいがする時に考えられる原因は、何らかの原因で排水トラップ(水まわりの排水配管の一部に水をためて、臭気などを防ぐための構造)の水が切れて、直結している下水のにおいをトイレ内に引っ張ってきてしまうことですね。特に、トイレ手洗は排水トラップが短く、意外なにおいトラブルのもとになることも」

【case4】トイレ手洗が、においの犯人の可能性も⁉

長期間水を流していないと、トラップ切れを起こしやすいそうなので、においが気になる場合はトイレ手洗もこまめに水を流すことを心がけておきましょう。

【case5】ドア下部の隙間に注目!

「うちは、トイレの換気扇はこまめに使っています。でも、嫌なにおいがこもっている気がします」と語るのは、被害者Eさん。
「その場合は、汚れた空気を外に出すことはできているけれど、新鮮な空気をトイレ内に取り込むことができていないのかもしれません。トイレのドアは、下の部分に隙間が空いていますよね? これは‟アンダーカット”といって、トイレ内への空気の入口になっています。このアンダーカットが狭いと、充分な換気ができないこともあるんです」
最近は高気密・高断熱の住宅が増えている分、外につながる空気の出入口が減ってしまっていることも多いようです。換気扇を動かした状態で、トイレドアのアンダーカット部分に手を当ててみても空気の流れを感じない場合は、うまく空気を取り込めていないかもしれませんね。アンダーカットの大きさは多少調整ができるので、施工店に確認してみましょう。

【case5】ドア下部の隙間に注目!

「もしも換気扇に手をかざしてみて、空気の流れが感じられなかったら、考えられる原因はアンダーカットの狭さに加えて、奥の部分で排気の管が切れたり破れたりしている可能性もあります。また、家の構造上、トイレに窓があっても、風向きなどによってトイレの排気が窓からすぐ入ってきて、においがこもってしまう…というお宅もありました。いずれの場合も心配なら、管理会社や施工店などに確認してみるのがいいでしょう」

トイレ掃除で気をつけることは? 掃除で改善できない場所はリフォームを!

ここまで、数々のにおいの犯人を突き止めてきた、におい刑事。素人では思いつかないような犯人が多かったです。
「掃除の際に意外と見落としやすく、においの原因になるのは、壁、換気扇、天井、便器と便座の隙間やノズル部分などの手が届きにくいところ…などでしょうか。換気扇のホコリを取る、天井を拭く、トイレの見えにくい部分も定期的に掃除する、ということを心がけていれば、においのお悩みも減ると思います」
ただ、掃除に気を配っていても、説明していただいたような構造上の不備などがにおいの原因というケースも…。
「掃除でにおいが改善できない場所は、リフォームで解決するのもオススメです。特に、壁、床、天井は材質的に、においがしみ込みやすいので、壁紙や床材などを変えるだけでも染みついたにおいはなくなる可能性が高いです。また、トイレの天井裏や床下などの見えない部分に、カビがびっしり生えていてにおいの原因に…というケースなどもあります。においがある以上、必ずどこかに原因があるので、自分で解決できない場合は専門家に相談を!」

見落としやすいところの掃除を試してみても、トイレの嫌なにおいが取れない…という方は、ぜひリフォームも検討してみてくださいね。

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