【体験レポート】トイレをリフォームしてみた

【体験レポート】トイレをリフォームしてみた

お話を伺ったのは

LIXILショールーム東京

小山和之さん

フリーランスの編集者。ビジネス・デザイン系を中心にメディアに携わる。2年前に中古マンションを購入しフルリノベーションをしたが、予算の都合上トイレは便器取替まで手が回らず、中途半端な状態のトイレに不満を抱えていた。

ついに念願のトイレリフォームが完了!

2年ほど前、中古マンションを購入しほぼ全面リノベーションを行った筆者。予算の都合上トイレだけは便器をそのまま流用し便座だけ新しいものに取り替えました。しかし、購入時に色を間違え、便座と便器の色が異なる残念なトイレになっていました。

リフォーム前のトイレの様子

便器と便座の色が異なっている

そんなトイレを変えるべく今回、「トイレとくらす。by INAX」の企画で再度リフォームすることを決意。前回の記事では、手始めにショールームへと伺いました。トイレの種類や機能の違いを学び、我が家に最適なトイレ選びを行いました。今回はその続き、現地調査からリフォーム完了までの一部始終をお伝えします。

ショールームに伺って商品を決めてから1週間後には現地調査を実施。工事内容の説明を受け、トイレ部屋の状態を確認した後、その翌週には工事へ。当日の作業時間はわずか3時間ほど。トイレが使えなくなる不便さを感じる間もなくあっという間に工事は完了し、大満足のリフォームとなりました。

こちらは工事の様子を早回しの動画にしたもの。3時間程度の工事でここまでトイレが変わります。既存のトイレが撤去され、新しいトイレが設置される様子がわかるかと思います。

では早速どのような流れでリフォームを進めていくのか、ショールームでの商品選定の後から順番にご説明していきます。

現地調査の結果、ネジ穴が露出してしまうことが判明

まずはショールームで商品を決めた1週間後に現地調査を行いました。現地調査では搬入経路からトイレの部屋の広さ、排水経路、水圧、現在取り付けられているトイレの種類などをLIXILリフォームショップの方がチェック。実際に商品を取り付ける上で問題が起こらないかを順番に検証していきます。通常は1時間程度で終わるとのことで、我が家の場合も1時間弱で終わりました。

実はショールームで、既存便器よりも小さい「サティス」という便器を選びました。便器が小さくなることで「今の便器を固定しているネジ穴が露出する可能性があること」と、自宅がマンションの高層階に位置するため「サティスに必要な水圧に満たない可能性があること」の2点を指摘され、現地調査での確認が必要と言われていました。

実際に確認していただいたところ、幸い水圧の方はなんとか基準値を上回ったとのことで問題ありませんでした。ですが、ネジ穴の方は、今回選んだサティスSタイプだと便器が小さくなる分、露出せざるを得ないことが明らかに。

ビスの穴

既存便器より小さいサイズの便器に取り替える場合は、ネジ穴が露出することも。

対策としては、以下の3案が考えられるということを教えていただきました。

①ネジの穴をコーキングと呼ばれる方法で埋め、床材と近い色を塗る
②ネジの穴が隠れるよう便器自体を少し前に出して設置する
③床を張り替える

我が家の場合、トイレの床を洗面所やキッチンと揃えているため③案は除外。①か②が選択肢として残ったのですが、実際に穴がどれくらいのサイズかがイメージができませんでした。そこで、工事当日に穴がどの程度目立つかを確認し、対策を決めさせてもらうことにしました。

騒音もなくあっという間に工事完了

さて、いよいよ当日。LIXILリフォームショップの方がいらっしゃいます。個人的には現地調査の時と同じ方だったので、安心感がありました。

養生工事と呼ばれる家を傷つけないように、シートで保護する作業から工事がスタートします。

養生工事の様子

玄関からトイレ部屋までを養生シートで保護する

養生工事が終われば、いよいよトイレの取り外し、取り付け作業へ入っていきます。

まず水道の元栓を止め、トイレを徐々に外していきます。今回はじめて知ったのですが、トイレのタンクは個別に外せるようです。便座、フタ、タンク、便器という順番で、既存のトイレは次々と外され、手際よく運び出されていきました。

一通り既存のトイレがなくなったところで、新しい便器を運び込みます。

既存トイレ撤去後の様子

既存トイレ撤去後の様子。便器の後が床につくこともあるそうですが、我が家の場合はそれほど目立ちませんでした。

便器を運び込み、本来の設置位置に仮置きしてみます。すると、確かにその手前にはネジ穴が2カ所。気になる…といえば気になります。ただ、これを隠すには便器をかなり前に出す必要があるとのこと。実際置いてもらいましたが、せっかく小さい便器にしたので、トイレが狭く感じてしまいそうでした。

ビスの穴

既存便器よりも小さい便器にしたことで、以前あった便器を固定していたネジ穴が目立ってしまっている。

そこで、最終的には①案のコーキングで埋める方法を選択。部屋が狭く感じるよりはちょっと目立ってもいいやという判断の下、早速取り付けを進めていただきました。

設置は、排水ソケットを取り付けた後に便器を据え付け。

続けて便座、給水への接続、リモコンと設置していきます。

すると、あれよあれよという間に無事トイレが完成。作業全体で3時間程度。ネジを外すドライバーの音以上の騒音が全く出ない工事で、心置きなくお任せすることができました。

わずか3時間でピカピカのトイレに生まれ変わる

実際に座ってみると、タンクレスということもあり、これまでとは比べものにならないくらいトイレ部屋が広く感じます。足下のネジ穴も座った位置からでは全く見えないので気になりません。

リフォーム後のトイレ

便器の影になっているため、ネジ穴もそれほど目立たない

言うまでもないですが、便器と便座もキレイに色が揃っているので、本来目指したかったトイレがやっと実現しました。

リフォーム全体を振り返ると、特に役に立ったのはショールームで商品を見たことでした。トイレの知識がほとんどない状態でしたが、コーディネーターの方に商品ごとの機能を説明してもらったことで、自分がトイレにどんな機能を求めているのか分かりました。そして、トイレが設置された様子を3Dのイメージで見せてくれたことで、自宅のリフォーム後の姿を具体的に想像できるようになり、商品選びも迷うことなくスムーズに決定。トイレリフォームを考えている方は、ぜひショールームに行ってみてください。インターネットだけではわからない商品の魅力が分かるはずです。

もしトイレリフォームに興味がある方がいらっしゃったら、一度ショールームで相談してみてください。きっともっと具体的なイメージにつながるはずですよ。

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